◆借換時の諸費用 ※3000万円/35年ローンとした場合
・抵当権の変更費用
住宅ローン借り入れの際に必要なのが、抵当権の設定です。
借入先の変更に伴い、再設定が必要となり、費用が発生します。
①これまでの借入先に対する抹消費用 …1~2万円程度
②再設定時の登録免許税の支払(借入額×0.4%)…12万円程度
③司法書士に手続き依頼する際の報酬の支払 …5~6万円程度
…計:20万円前後
・ローン手数料
定額〇万円/定率〇.〇% 等、金融機関によって異なりますが、
手数料が発生します。
支払い方法は定額型/定率型と2パターンあります。
✧定額型の場合…3万円前後+保証料*の支払い
✧定率型の場合…1.5~2.2% が相場とされる。保証料の支払いは、基本的には
不要となる。借入額3000万円×2%とすると、手数料は60万円(A)
・保証料*
ローン手数料の支払いを定額型で行った場合、別途「保証料」を支払う必要が
あります。また、その支払い方法についても2パターンあります。
✧内枠方式…毎月のローン返済額に上乗せする形で支払う。
近年は借入額に0.2%上乗せするケースが多い。
✧外枠方式…保証料を契約時に一括で支払う。借入額の2%程度とされる。
⇒手数料を定額型で、+保証料を外枠方式で支払った場合
手数料3万円+保証料(借入額3000万円×2%=)60万円=63万円(B)
…ローン手数料(+保証料) 計:60万円前後 ※A・Bパターンあり
・印紙代
契約書に貼付する印紙の費用もかかります。
✧借入額1000万円超5000万円以下…2万円
✧借入額5000万円超1億円以下 …6万円
これらの費用を合計すると、およそ82万円。
決して少なくない額の費用が発生することが分かります。