地震への備えを考えながら家を選ぶ🏡~耐震・制震・免震構造について~
2025年01月14日 12:35
こんにちは🏡グピカホームです!
近年、地震が増えていて不安ですね…
昨日もまた大きな地震があり、津波警報が発令されました。
地震のあった地域の皆様はくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
いつ、なにが起こるか分からないので、
常日頃から防災意識を高く持って
万が一に備えておかないとなぁと考えるこの頃です。
お引っ越しやマイホームの建築を計画中の方の中には、
建物自体の地震に対する強さを基準に
検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回は建物の地震対策ということで、
耐震・制震・免震の3つの構造の違いを解説します!
1,耐震構造
耐震構造は建物の強度を高めることで地震の揺れに耐える構造。
最も一般的で、住宅の多くにこの構造が採用されています。
建物自体の強度を高めるので地震だけでなく台風などにも強いというメリットがあります。
しかし、地震の揺れを直接建物が受けてしまうため、他の構造の建物に比べて揺れを感じやすいです。
その分家財などの破損リスクがあります。
また、繰り返しの揺れには弱く、地震が頻発する際は注意が必要です。
2,制震構造
制震構造は制震装置が地震のエネルギーを吸収し建物の揺れを抑える構造。
建物の内部に制震ダンパーという装置を入れることで
油圧やゴムの弾力性などを利用して揺れのエネルギーを吸収する仕組みになっています。
揺れを抑えることができるので、耐震構造の建物に比べて
家財などの破損も起こりにくくなります。
制震構造は歴史的な建造物の地震対策にも取り入れられており、
「東京駅」、「あべのハルカス」、「東京スカイツリー」、
「熊本城」などの建物で採用されています。
3,免震構造
免震構造は建物と地盤の間に免震装置を設置することで
地震の揺れを建物に伝えないようにする構造。
建物と地盤を切り離し、建物と基礎の間に免震装置を設置して揺れを受け流し、
建物に伝わる揺れを少なくします。
建物自体の揺れを軽減できるため、建物が倒壊しにくい+建物の内部が損傷しにくくなります。
免震構造は横揺れの地震には大きな効果を発揮しますが、
縦揺れの地震や台風などの強風には弱いです。
また、建築費用が高額になることや、施工できる業者も限られていることから
あまり一般的な戸建て住宅には採用されていません。
タワーマンションや公共施設などの大規模な建築物、
鉄道の高架下の建築物などで取り入れられることが多いです。
免震構造が用いられている建物の例としては
「国立西洋美術館」、「池上・本妙院本堂」、「中野セントラルパークイースト」などが挙げられます。
※記事冒頭の写真は免震技術を採用している国立西洋美術館の外観です!
〇戸建て住宅で取り入れるなら…?
現在、一般的な戸建て住宅で最も普及しているのは耐震構造です。
免震構造は建築費が非常に高額で施工できる業者も限られているため
マイホームで取り入れるのはあまり現実的ではありません。
現行の建築基準法では
・中規模(震度5強程度)の地震で建物がほとんど損傷しない
・大規模(震度6強~7程度)の地震で建物が倒壊しない
というのが最低限の基準として設けられているため、
耐震技術を取り入れていれば問題はないとされます。
ですが、前の項目で挙げたように耐震技術にも弱点があります。
耐震だけでは心配という方は耐震構造に制震技術をプラスするのがおススメ。
制震ダンパーは新築だけでなく既存住宅への設置もでき、比較的取り入れやすいです。
耐震構造に制震をプラスすることで、繰り返しの揺れに弱いという耐震の弱点を
制震技術でカバーすることができます。
さいごに
地震による災害が増えている今、
マイホームの建築、購入を考えている方は
地震対策が特に気になっている方は多いのではないでしょうか?
耐震・制震・免震のどの構造にもメリット・デメリットがあります。
マイホームは一生モノなので、それぞれの構造についてしっかり知った上で
どんな家を建てるか、どんな家を探すか、検討していくことはとても大切なことです。
ぜひ、マイホーム選びの参考にしてみてください🏡
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